@article{oai:khsu.repo.nii.ac.jp:00000193, author = {坂本, 勝哉 and 田中, 哲子 and 行平, 崇 and 土井, 篤 and 申, 敏哲 and Shin , MinChul}, issue = {15}, journal = {熊本保健科学大学研究誌, Journal of Kumamoto Health Science University}, month = {Mar}, note = {A 型ボツリヌス毒素は神経終末部から込まれ,細胞質内に存在するSNARE 蛋白質のSNAP- 25を特異的に切断し,破壊することが報告されている。その結果,運動神経終末部からは神経 伝達物質であるアセチルコリン(ACh)の放出が阻害され,骨格筋への化学伝達が遮断,筋収 縮が抑制されると報告されている。しかし,A2型ボツリヌス毒素(A2NTX)がin vivo 状態で どのように骨格筋の活動に影響を与えるかはほとんど報告がない。従って,本研究ではA2NTX が骨格筋収縮に及ぼす影響を,A2NTX 筋注ラットを用いて,トレッドミルランニング法とヒラ メ筋張力測定法でA1型ボツリヌス毒素(A1LL(BOTOX))筋注ラットと比較検討した。その 結果,A2NTX は濃度・時間依存的にトレッドミルランニング走行時間を短縮させた。ヒラメ筋 張力測定では筋の直接刺激においてはA2NTX とA1LL による筋張力抑制効果は全く認められ ず,両毒素は筋自体には直接作用しないことが明らかになった。しかし,間接神経刺激では, A2NTX は1~20 U の濃度で完全に筋注側のヒラメ筋張力を抑制し,0.03 U では部分的な筋張 力の抑制効果が発生した。また,反対側のヒラメ筋に対してもA2NTX は1~20 U で濃度依存 的な筋張力抑制効果を発現した。これらの結果から,A2NTX は逆行性神経軸索輸送又は, 血液 を介して反対側筋に影響を与えた可能性が示唆された。}, pages = {53--61}, title = {骨格筋収縮へのA2型ボツリヌス毒素(A2NTX)の抑制効果}, year = {2018} }