@article{oai:khsu.repo.nii.ac.jp:00000207, author = {申, 敏哲 and Shin , MinChul and 原野, 智樹 and 西山, 叶真 and 田中, 哲子 and 福永, 貴之 and 行平, 崇 and 土井, 篤}, issue = {16}, journal = {熊本保健科学大学研究誌, Journal of Kumamoto Health Science University}, month = {Sep}, note = {黒酢には運動パフォーマンスの向上,神経細胞の新生や保護などの効果があると報告されている。しかし,脳出血後の運動パフォーマンスの低下と脳神経損傷に対する黒酢の効果は明らかになっていない。本研究では黒酢の摂取が線条体出血モデルラットの運動パフォーマンス低下と神経損傷部位に及ぼす影響について行動学的および免疫染色学的手法を用いて検討した。その結果,ローターロッドトレッドミル試験,open field 試験において蒸留水投与群より300mg/kg 黒酢投与群で運動パフォーマンス低下の改善がみられたが,有意差は認められなかった。しかし,線条体出血による損傷範囲においては蒸留水投与群に比べ,300mg/kg 黒酢投与群で損傷範囲の有意な縮小がみられた。細胞死に関連するc‐Fos においては,蒸留水投与群に対し300mg/kg 黒酢投与群で陽性細胞の有意な減少がみられ,caspase‐3においても蒸留水投与群に対し300mg/kg 黒酢投与群でcaspase‐3陽性細胞の有意な減少がみられた。これらの結果より,黒酢の摂取は酸化ストレスの抑制,抗酸化力の増加を引き起こし,脳出血による脳損傷部位の細胞死因子(c-Fos,caspase-3)の発現を減少させることで,細胞死を抑制させた可能性が示唆された。この細胞死の抑制は脳出血損傷範囲の縮小を引き起こし,運動パフォーマンスの改善など運動機能低下からの回復も促進させる可能性が示唆された。}, pages = {49--57}, title = {ラットの脳神経損傷に対する黒酢の有効性検討}, year = {2019} }