@article{oai:khsu.repo.nii.ac.jp:00000239, author = {加藤, 佑成 and 西窪, 開 and 松成, 謙介 and 矢野, 正人}, issue = {18}, journal = {熊本保健科学大学研究誌, Journal of Kumamoto Health Science University}, month = {Mar}, note = {近年,ミトコンドリアの内膜と外膜との接触部分を形成することでミトコンドリアの構造を維持する機能をもつMICOS 複合体が同定された。MICOS 複合体には,コア成分タンパク質である IMMT が含まれており,IMMT の欠損によりミトコンドリアの構造に異常が生じることが報告されている。しかし,このとき,細胞内の代謝に与える影響については解析されていない。本研究では,最初に,IMMT の発現量を約30%に低下させても,細胞はアポトーシスを起こさないことを確認した。その上で,IMMT の発現量低下が細胞内の代謝に与える影響を探るため,ミトコンドリア内外の物質代謝に関わる酵素や輸送体についてmRNA 発現量の解析を行った。その結果,IMMT の発現量を低下させると,ピルビン酸輸送体であるMPC1,カルニチンにアシルCoA のアシル基を転移する酵素であるCPT1A,ペルオキシソームでのβ酸化反応に関わるACOX1,細胞質の脂肪酸結合タンパク質であるFABP1等のmRNA 発現量が有意に低下することがわかった。これらの結果から,IMMT の発現量低下は,ミトコンドリアにおけるピルビン酸や脂肪酸の代謝,細胞質における脂肪酸の輸送と貯蔵,ペルオキシソームにおける脂肪酸の代謝に影響を与えると考えられた。}, pages = {23--30}, title = {IMMT の欠乏が細胞内代謝に与える影響}, year = {2021} }