@article{oai:khsu.repo.nii.ac.jp:00000243, author = {渡邊, 淳子}, issue = {18}, journal = {熊本保健科学大学研究誌, Journal of Kumamoto Health Science University}, month = {Mar}, note = {本研究は,大学におけるライティング指導の初期段階に取り入れた教員と学生との対話指導の有効性を明らかにすることを目的としている。2019年に行った個人面談とグループ面談から,思考の深化が顕著に見られるセッションを一つずつ選び出し,対話内容を分析した。個人的な経験を文章化しようとしていた学生との個人面談では,主張決定の段階で既に思考停止状態にあったこの学生に対し,五感を駆使した経験の振り返りを促した。学生の発話内容を丹念に確認し整理する問いと答えのやり取りを通じ,視点の拡張と,それに伴う思考の活性化が見られるようになり,最終的には発想の連鎖へとつながった。一方,グループ面談では,教員による確認や詳細説明の要求や論点整理といった介入により,一つの概念が別の概念を呼び起こすという概念の連鎖を引き起こすことができた。いずれのケースも, 確認や説明要求といった思考の揺さぶりを意図した問いをベースにした介入が学生の視点を拡大し,思考の深化を促す結果となった。}, pages = {65--72}, title = {ライティング指導における対話の有効性}, year = {2021} }