@article{oai:khsu.repo.nii.ac.jp:00000286, author = {野中, 喜久}, issue = {19}, journal = {熊本保健科学大学研究誌, Journal of Kumamoto Health Science University}, month = {Mar}, note = {1.ラット脳黒質ドーパミン(DA)ニューロンのシナプス・ブートン標本を用いてグルタミン酸(Glu)作動性神経終末部から自発的に放出されるGlu 惹起の興奮性シナプス後電流(sEPSC)を記録した。sEPSC の発生頻度,電流振幅および電流キネティクスを指標に,DAニューロンへのニコチンの直接,間接的作用を検討した。 2.ニコチンはDA ニューロンに入力するGlu 作動性神経終末部から放出されるGlu によって惹起されるsEPSC の発生頻度と電流振幅の増加やDA ニューロン細胞体に興奮性内向き電流を発生した。したがってACh 作動性ニコチン様受容体(nAChR)の分布は先行研究で明らかとなったDA 神経終末部のみならずGlu 作動性神経終末部とDA ニューロン細胞体上にも存在することが今回明らかとなった。 3.ニコチンはsEPSC の活性,不活性の電流キネティクスを変化させず,またシナプス内Glu受容体にも作用しなかった。よってニコチン存在下のsEPSC 電流振幅の増加はGlu 作動性神経終末からのGlu 放出量の増加に依存する。}, pages = {31--38}, title = {ドーパミン神経細胞に入力するグルタミン酸作動性神経終末部上 のコリン作動性ニコチン様受容体(nAChR)の機能的役割}, year = {2022} }