@article{oai:khsu.repo.nii.ac.jp:00000288, author = {福永, 貴之 and 行平, 崇 and 小牧, 龍二 and 田中, 哲子 and 上村, 太亮 and 亀山, 広喜 and 申, 敏哲}, issue = {19}, journal = {熊本保健科学大学研究誌, Journal of Kumamoto Health Science University}, month = {Mar}, note = {近年,我々は舌への触・圧覚,痛覚刺激がラットの海馬を活性化させ,成長因子の増加や細胞新生を促進させることで,記憶力の増強に影響を与えた可能性を報告した。しかし,舌への触・圧覚,痛覚のみの刺激が発達障害ラットの記憶力と学習能力に及ぼす影響については詳細な報告はなく,未だ明らかではない。本研究では,舌への触・圧覚,痛覚刺激がValproic acid(VPA)曝露発達障害モデルラットにおける記憶力と学習能力に及ぼす影響を行動学的手法,分子生物学的手法を用いて検討した。その結果,VPA 曝露発達障害ラット群に対し,VPA 曝露発達障害ラット群に舌触・圧覚舌刺激,痛覚舌刺激を行った群で,8方向放射状迷路試験での所要時間,WME,全選択数の有意な減少,Step-Down 試験では逃避時間の有意な増加が認められた。また,記憶力の中心部である海馬領域における細胞活性は細胞新生と成長因子の検討では,VPA 曝露発達障害ラット群に対し,VPA 曝露発達障害ラットに舌触・圧覚舌刺激,痛覚舌刺激を行った群で,c-Fos,BrdU 陽性細胞,BDNF タンパク質の有意な増加が認められた。これらの結果から,舌への 触・圧覚,痛覚刺激は記憶力の中心部である海馬を活性化させ,成長因子の増加や細胞新生を促進させることで,VPA 曝露発達障害ラットの学習と記憶異常の改善に影響を与えた可能性が示唆された。}, pages = {51--62}, title = {舌への触・圧覚,痛覚刺激がValproic acid 曝露発達障害 モデルラットの記憶力と学習能力に及ぼす影響}, year = {2022} }